当たり前のことではありますが、編集者から多くの依頼を受けるのは、プロと呼ばれるWebライターの人たちです。プロということは、ライターとして意識が高く常に技術を磨く存在。
「すぐプロになるのは無理だ」と思うかもしれませんが、もしスキルや知識に自信がないのなら、今から勉強してそれを身に付ければ良いだけのこと。初心者ライターを脱して編集者に信頼されるプロライターになるための、勉強法をご紹介していきます。
「文章を書く」ライターのお仕事ですから、やっぱりプロの洗練された文章を実際に読むのが一番の勉強法になります。ライティング中に分からないことを調べる場合も、信頼性に欠けるWebコンテンツよりは、出版社から出された本の内容を読む方が心強いです。図書館などで専門的な雑誌や書籍を借りると、低コストに済みます。
書籍には校閲や出版といったたくさんの工程があるので、文法の細かな間違いも少なく、初心者ライターのお手本にはもってこいの存在なのではないでしょうか。
まずは専門書ではなくて、単なる読書で構いません。雑誌や小説など、好きな本を常に読んで、プロの書き方を取り込んでいきましょう。毎日10分でも構わないので、書籍からプロの文章を見取稽古する習慣をつけると、ライティングの際に役立つスキル・知識が身についているはずです。
もちろんプロの書き方を読むだけではなく、実際に書いて見てアウトプットしながらスキルを身に付けるのも大切です。依頼が来たときだけではなく、普段から何か文章を書いて、ライティングスキルを上達させていきましょう。ブログやサイト、SNSなどに文章を書くのもおすすめです。
本や雑誌などからインプットして学んだことは、自分でブログ・サイトを作ってアウトプットしていきましょう。ブログを開設してみると、ライティングスキルが上達するだけではなく「HTML」や「CSS」といったWebコンテンツ作りに欠かせないスキルを身に付けることもできます。 また、書いたブログ記事が注目を集めて有名になれば、そこからライティングの仕事が舞い込んでくることも珍しくありません。自分のスキル向上に加えて、ライターとしての営業も兼ねて、ぜひブログやサイトを開設してみてください。書く内容は趣味のことや興味のあること、単なる日記など何でもOKです。
アクセス解析とは、Webサイトへのアクセス数などの数字を見て、データに見られるパターンや相関関係などを見出すスキルのことです。
例えば自分のブログやサイトを作ったら、解析ツールを使ってそのアクセスを解析してみましょう。どんなキーワードで閲覧者が増えたのか、どんな書き方をした記事に共感が集まったのかが見えてきます。
そんなアクセス解析スキルを身に付けることで、「ユーザーの心を掴む」「人気の集まりやすい」文章を書くスキルが上達していくのです。
Googleが提供しているアクセル解析ツールであるグーグルアナリティクスは基本無料で初心者にも扱いやすいので、ぜひ試してみてくださいね。
Webライターに求められるスキルは、ライティングスキルだけではありません。文章を書くのが上手なだけのライターさんよりも、他に優れたスキルを持っているライターさんの方が編集者から頼られやすいです。例えば時間配分の上手な人なら、効率よく依頼をこなしていけますよね。Webライターになるなら、ライティング以外の強みも伸ばしていきましょう。
Webライターの仕事は基本的にフリーランスと言って、自分一人で自由にこなせる職業です。自由度の高さは便利に見えて、時に厄介。スケジュール管理能力の低い人だと、やるべきことを後回しにして締め切りが守れなくなったり、納期ギリギリになって自分を追い詰めてしまいます。
スケジュール管理をする上で大切なのは、1記事を書くのに大体どのくらいの時間がかかるのかを把握することです。1記事にかかる時間が分かったら、逆算してきちんと予定を立てられるようになります。予定がきちんと立てられる人は、万が一納期に遅れそうなときも早めに編集者と相談ができます。
タイピングスキルはWebライターのカギとも言えるスキル。タイピングの早い人は1つの記事を作成する時間も短く終わり、効率よく依頼をこなしていくことができます。まずはタイピングサイトなどを利用して、ライティングにかかるタイピングスピードを上達させていきましょう。
おすすめのサイト
e-typing
週一回タイピングテーマが変わる練習サイト。成績記録のカルテを使い、自分の平均速度や苦手な指、キーを記録することができ、改善すべきなところもすぐわかります。
寿司打
現れた文字を早くタイプしないとお寿司が流されるタイピング練習ゲーム。スピードか、あるいは正確性を重視するモードがあります。
編集者から依頼を貰ってライティングする場合、「納品したら終わり」ではありません。ライティングを終えた後は、編集者からのフィードバックも貰うようにしましょう。フィードバックを求める熱心な姿勢が見られると、編集者もライターさんの熱意やプロ意識を感じ、「この人はWebライターとして信頼できる。次もこの人に依頼しよう!」と感じます。依頼のし甲斐があるというもの。
もちろんフィードバックは自分自身のスキルを伸ばすものでもあります。ぜひ納品後はフィードバックを貰いましょう。
在宅ライター募集サイトの「ライターステーション」は、まだライティングをしたことのない初心者ライターさんでも、すでにライティング経験のあるプロライターさんでも全力でサポートします。ライターステーションにはたくさんのジャンルの依頼を用意しているので、どんなWebライターさんにも仕事を依頼可能。
編集者は信頼できるWebライターさんに成長してもらうために、Webライターさんは編集者を通じて成長できるように。Win-winの関係が築けるような環境作りを心がけています。