プロのWebライター岩渕さん朝から晩までの、一日の生活を紹介。
紙媒体出身の岩渕さんは、豊富な情報誌のライティングや編集経験を持たれています。紙からWebへ、現在Webライターの生活についてどのような感じかを教えてもらいました。Webライターを目指している方は、ぜひご覧ください。
紙媒体出身のプロWebライター岩渕さん
Webライター経験:2年半
紙媒体経験:5年
得意分野:美容系
こだわり:とにかく読みやすい記事を作ること
07:00 起床
このくらいの時間までには起床します。起きたら化粧をしたり、コーヒーを飲んだりしながら1日の準備を行います。
09:00 メールチェック
だいたい午前中はライティング作業をしています。メールのチェックから始めますが、そのほか前の日に書いた記事を見直したり、新しい記事に取り掛かったりします。
★ここをチェック★
自宅での作業ではあるものの、「午前中は仕事をする」と決めて作業をすることで、メリハリのある生活ができるように思います。
13:00 休憩・昼食
休憩がてら外出することが多いです。外に出たついでに、カフェなどで仕事をすることも。
★ここをチェック★
家で考えがまとまらないときなどは、いったん考えるのをやめます。そんな時はカフェなど場所を変えると進みが良かったりもします。また、歩きながら考え事をすると意外とひらめいたりも。
16:00 帰宅
外で作業をしている時も、16:00くらいには帰宅するようにしています。
18:00 ライターステーションとのやりとり
その日にもよりますが、週1回午後以降にチャットワークで記事の指示を頂くことが多いです。担当の方はいつも丁寧に指示くださるので、疑問点等はあまりなくライティングを進めることができています。
20:00 夕食・入浴
夕食は家族と一緒に。締め切りが近い記事が多いときには、夕食前や後にライティング作業や調べ物をすることも。
24:00 就寝
毎日のスケジュールはおよそ上記のような形になります。自宅での作業中心になるので、メリハリをつけないとどこまでもだらけてしまうので、ある程度仕事をする時間を決めて行うようにしています。
Webライターを始めた頃は、紙媒体の仕事から離れてしばらく経っていたのですが、自宅でできるお仕事、という感じで始めたのがきっかけです。
紙媒体で文章を書いていた頃から、この仕事は自分に合っていると思っていたため、また何かの形で文章を書く仕事ができたらと思っていました。そんな時、偶然Webライターの募集を見つけて応募してみたところ、採用して頂けたというところから今のお仕事をスタートしました。
紙媒体の頃は、まず取材ありきで記事を書いていましたが、Webの場合は、自分で情報を探さないといけないところが紙と違うと感じました。
記事内容のご連絡を頂いた際に、参考資料のご連絡も頂くこともあり助かりますが、自分で情報を調べる必要が生じる場合もあるので、情報を選ぶときにも慎重にならざるを得ないところが怖いなと思います。Webで調べたり、書籍を確認することもあったりしますが、特にWebの情報は100パーセント信頼しても良い情報なのかがわからず、始めは戸惑いました。
とにかく裏付けがしっかりしているのかどうか調べることに時間を費やしています。例えば、Webサイトの情報を参考にするときなどは、企業のホームページであったり、公共機関のホームページであったり、とにかくこれであれば問題ないと思えるところを探すのが苦労します。
でも、やはり最終的には書籍が信頼できるのかなと思いますので、必要があれば図書館などで書籍を探すこともありました。
私は地方のタウン情報誌の編集部で仕事をしていたのですが、さまざまな分野の記事を書いてきました。例えばグルメや美容、健康に関すること、ブライダルなど、その時の特集によってさまざまなジャンルの記事を書いてきたという経験が自分の強みだと思っています。取材をするまで全く知らなかった分野もありましたがさまざまな分野の方とお話をしたり資料を調べることで、本当に勉強になりました。
仕事を任せて頂けているという実感を持てた時にやりがいを感じます。今は週1回記事の内容についてご連絡を頂き、1週間以内で納品するというサイクルでお仕事させて頂いていますが、このように定期的にお仕事を頂けるようになった時に、まず頑張ってよかったなと思いました。
また、単発でご連絡を頂くこともありますので、その時は信頼して任せられると思って頂けているのかなと嬉しく思います。
今後は、紙媒体での経験も生かしながら幅広いジャンルでの記事を書けるライターになりたいと思います。
現在は美容関係の記事を書かせて頂くことが多いのですが、もっとさまざまな分野を勉強するなどして、「この分野は安心して任せられる」と思って頂けるジャンルを増やしたいです。そのためにも、さまざまな本や色々な方が書いた文章を読むなどして自分の知識をどんどん蓄積していきたいなと考えています。
紙媒体もWebライターも、それぞれ大変なことはありますが、どちらも本気で取り組めばやりがいがあるお仕事だと思っています。
特に紙媒体のライターでの経験は、Webでライター業を行う場合でもどこかで役に立つはずですので、その経験を大事にすると良いのではないでしょうか。
いかがでしょうか?一見紙媒体のライターとWebライターは違うに見えますが、どちらも本気で取り込めば、チャンスが徐々に拡大していきます。不安を感じている際に、ライターステーションの編集者に声をかければ全力で協力するので、ぜひ来てみてください。